2008年5月12日月曜日

Malawi Vol.4 Livingstonia Beach Hotel

Malawi Vol.4 Livingstonia Beach Hotel

May 12, 2008 1:30 AM

5月6日。
ベイラー小児病院を後に、
昼食をしに、湖畔のホテルへ向かう。
 
 
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集落を横目に、
車は一本道をガンガン飛ばす。 
  
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1時間走ってもまだ着かない。 
  
 
 
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ニンゲンて、ちっちぇえなぁ。
 
 
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走っても走っても、見渡す限りなんにもない。
マラウイは資源がなかったために、紛争や他国の干渉を受けずに済んだという。
 
ところが、 
 
 
 
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厳重な警備の門を抜けると、
目の前に広がったのは、静寂な湖。
 
 
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波がないので、静か。
例えようもない穏やかな風景を独占するのは、数名のウエスタンギャル(笑)。
  
 
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マラウイ湖は、全長600キロメートルほどもある。
国土の20%はこの湖である。


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自信を持って、客人を案内出来る数少ない場所なのだろう。
 
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美味しかった!
じゃがいもや鶏肉、そして、大根の葉っぱだと思われる素朴な野菜たち。
 
 
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まさか、こんな素敵なところに来られるなんて!
うきうきのアタクシ。
 
 
  
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貴重な外貨獲得、観光収入の得られる場である。
 
しかし、空港からここまで100キロの道程、
貧困な集落の景色が、次々と車窓に飛び込んでくる体験をしなければ、
ここには着かない。

本当に本当に素敵なリゾート地なんですけれども、
なんか、申し訳なくて、だらだらする気になれるか、どうかねえ。。。。

2008年5月6日火曜日

Malawi vol.1

Malawi vol.1

May 6, 2008 8:00 AM
 
ヨハネスブルグを飛び立ち、
赤茶けたアフリカの大地を2時間ほど北上して、
もうすぐマラウイに到着です。 

世界の中でも、最悪な問題を抱えている国のひとつです。


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家や道路が見えてきました。
 
 
 
  
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Unicefさんに協力いただいて、
今日、わたしはここに来る事ができました。 
同行してくれた林田さんには、特に感謝を申し上げます。
せっかくのGWなのに、だんなさんをお留守番にさせちゃって、
ほんとに申し訳ない!


  
一国の玄関口とは思えない、小さな小さな空港でした。
日本の地方空港のほうが数百倍りっぱです。

人口は約1300万人。
その4人に1人がHIVキャリアといわれ、
平均寿命はなんと40歳。
わたしなんか、すでに長生きになってしまいます。
働き盛りの世代が、
次々と病いに冒され、命を失っていくせいで、
人々の生活の全ての連鎖が最悪の状況にあるといいます。

すばらしく気持ちのよい気候です。
華やかな光が注ぎ、穏やかな風が吹き、美しい緑が映える力強い赤い土。
空港に降り、真っ先に感じたことは、
本来豊かであろうこの大地が、いったいどうして?
という疑問でした。
 
 
ちなみに、アフリカって食事がとても美味しいんです。
野菜も果実もお肉も穀物も、自然の恵みの味がしっかりしています。
おかげで、わたしはまだ日本食が恋しくなっていません。  
 
 
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到着後、さっそくUnicefの現地オフィスへ。
 
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マラウイに関するデータ、
そして、子供たちの現状(Unicefは世界の子供たちのための支援機関です)、
ユニセフの活動プログラムの説明、 
明日からの現地視察に備え、1時間のレクチャーをいただきました。


 
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マラウイでは、テレビが導入されてまだ9年。
しかも、持っている世帯は皆無に近く、そもそも電気のない住まいが圧倒的。 

 
と、なれば、暗くなってからの楽しみは、 
 
ソレしかないよねぇ・・・!!
あははははっ!!
 
日本も昔そうだったんだよ!!
と、笑うわたしたち。
 
この国の大人たちの、
唯一といってもいいぐらいのささやかな楽しみが、
なぜ、悲劇のスパイラルの発端に?
 

 
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3日間、勉強いたします !!

 
 
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今日、習ったことだけでも、
書けることは山ほど。

だけど、とにかくこの目で見て、
わたしの感覚で実際を確かめてから、
まとめて書きたいと思います。

このブログを読んでくれてる皆さん、
この話の続き、ちゃんと読んでねっ!!


(ホテルの中のインターネット環境 :  WiFi飛んでるけど、超重っ)

2008年5月3日土曜日

Living of mountain

Living of mountain

May 3, 2008 12:00 AM

山麓の村へ。

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マラケッシュから車で二時間ぐらい走ったかな。 
 
 
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なんだってこの人たちはこんな険しいところに住んでるんだろう・・・、
と、思ったけれど、電気も水道も水洗トイレもあるそうです。
 
 
 
 
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河原で子供たちが遊んでいた。
子供たちだけで。
いまや日本では、子供だけで川に行くなんてありえない。
何かあったら誰も責任を取れないから。
 
 
 
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山羊の群れが降りてきて、プチ土砂崩れ。
ガードレールなんかないし(走っててヒヤヒヤしたぁ)、土砂止めもない。
岩肌に触ってみたけれど、とっても柔らかく、叩いただけで簡単に崩れる。
もし、土砂崩れが起きたら?
日本だったら大騒ぎ。
行政の責任が問われて大変なことになっちゃう。 
 
ここでは、何が起きても誰かのせいにはならない。
すべては神様の御心のままに。

 
 
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馬もロバも羊も山羊も家畜。
日本にだって同じ風景がある。
世界中、人間のいるところには必ず家畜がいる。
 
 
 
 


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すごい。
こんな絵画のワンシーンのような羊飼いの老人が目の前に現れた。 
まるで散歩をするように、草を与えるため羊を追い移動する。
羊は一頭2000〜5000DH(2〜5万円強)で売れるそうだ。
もちろん食用。
  
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一緒に写真を撮ることをお願いするために20DHを渡した。
タダでなんて、図々しいことはできません。 


吊り橋を作ったり、
荷物を担いで登ったり下りたり、
川で洗濯したり、
馬車を使ったり、
羊をしめて、さばいたり、
糸を紡いだり、
絨毯を編んだり、
 
いまさらわたしに、そんなふうに、
自分の身体を駆使して生きていくことができるだろうか。